こんにちは、オカリン(@okarin_btc)です。
さて、今回は、新しく事務所を賃貸した時の初期費用について書きます。
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事務所を賃貸した場合の会計処理はなかなか難しい
事業が大きくなってくると、自宅兼事務所でなく新しい事務所を借りたくなりますよね。
その時にかかる初期費用、なかなかバカにならない金額がかかってきますよね!
契約したらこんなかんじの資料が仲介会社から届くと思います。
敷金、大家さんに払う礼金、仲介会社に払う仲介手数料、家賃と翌月分の家賃、鍵の交換費用、クリーニング代などなど、、、
どう処理して良いか悩んでしまいますね。笑
なので、ここを見るだけですべてわかるように記載しておきます!
具体的な会計処理方法
1.敷金の会計処理
敷金はいずれ事務所を解約したときに、クリーニング代などの必要経費を差し引いて手元に返ってくるものです。なので、将来返ってくる資産の性質のものであり、経費にはなりません。大家さんに預けているだけ、という感じですね。なので、会計処理上は「敷金」という勘定科目を使って処理します。
2.礼金の会計処理礼金は返ってくるお金ではないので、払ってしまったらそれっきりですね。なので、原則として経費として計上されます。
ただし、礼金の金額が20万円を超える場合には、例外として支払ったときに長期前払費用として、経過した期間に応じて「支払手数料」として計上します。
3.仲介手数料の会計処理
仲介手数料も返ってくるお金ではないので、払ってしまったらそれっきりです。なので、経費として計上されます。
礼金と違って20万円などの決まりはなく、一括して全額を経費として計上してしまって大丈夫です。勘定科目は「支払手数料」となります。
4.前払家賃・前払共益費の会計処理
日割と翌月の家賃については、「地代家賃」として処理します。ただし、翌期の経費とすべきものについては「前払家賃」勘定を利用します。
5.鍵の交換費用やクリーニング費用の会計処理
上記についても返ってくるお金ではないので、経費として計上されます。こちらも勘定科目は「支払手数料」となります。
6.火災保険料や保証料の会計処理
上記については2年間などの期間を一括して前払することは多いです。なので、当期に属するものは当期に、翌期に属するものは翌期に処理します。
具体的には、支払ったときには「長期前払費用」として計上しておいて、当期に経費とすべき金額を取り崩します。
火災保険料は「保険料」勘定、保証料は「支払手数料」勘定などですね。
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まとめ
いかがだったでしょうか?事務所を借りたときの初期費用の処理はわりと複雑で金額も大きいので難易度は高いと思います。ただし、そんなに何度も出くわすものでもないので、その時に調べて理解しておけば十分かと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました!