ただ勤勉なだけじゃ意味がない。怠惰を求めて勤勉に行き着くようじゃなきゃ意味がない

こんにちは、オカリン(@okarin_btc)です。

突然ですが皆さん、「哲也~雀聖と呼ばれた男~」(以下、哲といいます)という漫画を知っていますか?
阿佐田哲也という雀士の人生模様を描いた漫画で、麻雀が好きな人であれば読んだことがある人も多いかと思います。

この漫画で好きな言葉があります。
それは、哲也の師匠にあたる房州の言葉で「怠惰を求めて勤勉に行き着く」というものです。

漫画の中では文脈的に博打打ちを揶揄しているような使い方をされていますが、この言葉はビジネスの本質をついていると思います。

なぜならビジネスや会社経営とは、「いかに自分の仕事を減らしてラクをしながら利益を増やしていけるか」ということの繰り返しだからです。
なので、怠惰になるために何をしたら良いか考え続けることこそ、社長が最も力を入れるべき仕事だと私は考えています。

ちょっと話が飛躍してしまいました。
もう少し分かりやすく別の角度から説明することにします。


まず会社の「利益」とはなんでしょうか?

利益とは、会社の売上からかかった原価や経費を引いたものです。
つまり会社の利益を増やすためには、売上を上げるか、原価や経費を下げればいいわけです。
これば大丈夫ですよね。

それでは次の論点として、利益を増やすために売上を上げる、もしくは原価や経費を下げるには何をしたらいいか考えてみましょう。

売上を上げる・原価や経費を下げるための方法

売上を増やしたい→営業人員を増やすか、単価を上げるか。→営業人員を増やすには?採用サイトはどこを使う?→Indeedが良いらしいから出してみよう

原価を減らしたい→もっと安い材料を仕入れられないか?→仕入れ先を複数見つけて相見積もりしてみよう

経費を減らしたい→税理士と相談したら家賃が高いようだ→使っていない倉庫を解約するか→その倉庫にあった在庫は本社の隅においとけばいいかな

など、さまざまな方法が思い浮かびます。売上増加だけでなく、経費削減など色々な施策を講じることで、会社の利益をどんどん増やしていけるわけですね。

もちろんやっていく中で成功も失敗もあると思います。
ただ失敗したことは学びとなり、成功したことは会社のノウハウとなります。

この試行錯誤の中で、社長だけでなく従業員も同じことが出来るようになります。
最終的に社員を巻き込んだ「自走する組織」が出来上がっていき、社長から業務が離れていきます。

どうでしょうか?

社長が色々と考えて打ち出した施策は、最終的に社長の利益を増やし、かつ業務を行わなくても会社が回るようになっているのです。

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ゴールが見えなきゃ続かない

社長業は長丁場になります。
会社法では、そもそも会社は継続企業を前提としています。
なので、途中で責任放棄する訳にはいきませんし、従業員を守るという責任もあります

このツイートにもありますが、何かを長続きさせるヒケツは

(1)限りなく不純な動機
(2)できる限り低い目標
(3)不当に高い自己評価
(4)適度に甘い進捗管理
(5)徹底的に楽しむ努力

が必要だと思っています。というか、そうじゃないと社長業続きませんって。

ほとんどの人にとって何もしないで過ごす休日は魅力的だし、眠いのに満員電車に乗らなくていい生活はあこがれるもの。
そういうセミリタイアみたいな生活を目指した方がやる気がでませんか。

モチベーションは「怠惰になること」で十分なんです。

さらに私の知る限り、実際にセミリタイアみたいな状態になって、南の島で右うちわみたいな状態の社長の人ってゼロです。
次のいいビジネスの話が出てきて、結局ずっと働いています(笑)。

一度成功してしまえば人脈も使えるお金も飛躍的に広がるので、もっともっと大きなビジネスを始められるから、それがまた楽しいんですね。

ですので、「怠惰になるために勤勉に行き着く」ことは誰にも迷惑をかけないし、会社にとっても自分にとってもいいことずくめなんです

怠惰ライフを夢見て、お仕事頑張りましょう!