リスクなく起業するために、ファイナンス力を身に着けておくべき理由

 

どうも、オカリン(@okarin_btc)です。今日は「リスクなく起業したいなら、まずファイナンス力を身に着けたほうがいい」ということについて書きたいと思います!

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「ファイナンス力」とは何か

 

一般的に、ファイナンスとは以下のように定義されます。※wikiから引用します。

ファイナンス(Finance)

• 古くは、金融のこと(ここから派生して金融法務のことを指すことも。)
• 現代的には、財務ないし財政のことも指し、特に金融工学や数理ファイナンスを指す。第1の意味は資金調達を客観的に捉えたものであり、第2の意味は資金調達と資金運用を当該企業の観点から捉えたものということができる。

なんのこっちゃという感じですね。全然そんなに難しく考える必要はないです。簡単に言うと、

税金の知識、会計の知識、資金繰りの知識、など、いわゆる数値を扱う総合的な力

と考えてください。要するに数値から何かを読み取ったり、数値を見て意思決定をしたり、そういう能力のことを「ファイナンス力」と私は呼んでいます。

個人で仕事が出来る今の時代、営業力やマーケティング能力も大事ですが、資金繰りだったり、税金だったりそういった数値を扱うファイナンス力がとても重要になってきていると感じます。

世の中、「ファイナンス力」がない起業家がほとんど

 

税金を扱う仕事をしていると、稼ぐ能力をもった起業家が周りにたくさん出来ます。

それこそサラリーマンの時だと生涯手に入らないような外車を乗り回したり、毎晩銀座で飲み歩いたり、数億単位のお金を投資に回したりしています(正直うらやましいです)。

ただそういった社長に共通するのは、人を使ったり管理する力営業する力、プレゼン力などは高いけれども、「稼いだお金を守る」ということについては全くと言っていないほど出来ていない人が多いんです。

稼いだお金を全て遊びに使ってしまったり。まだ遊びに使うならいいのですが、最悪なのは税金や保険などを払ったら手残りがなく、税務署のために働いていた状態の人ですね。これでは、何のために働いているのか分からなくなってしまいます。

いわゆる水(稼ぎ)をザルに入れている状態ですね。

水はバケツにいれないと、いつまでたっても手元に残らないんです。

 

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ファイナンス力をつけるとこんなにいいことがある

事業のスピードがめちゃくちゃ速くなる

もし誰か(銀行や投資家)からお金を借りたり出資してもらえなければ、稼いだ利益からお金を作るしかありません。スピード重視のこのビジネス社会で、それだと遅れをとってしまう可能性があります。ここでいうファイナンス力は「お金を調達する力」のことを指しています。

資金調達はガソリンのようなもので、調達したお金を事業に投資することでブーストを掛けることが出来ます。これを「レバレッジ」といいます。

銀行から借り入れしたり、お金を出資してもらったりするためには、「事業計画書」をキチンと作成して、貸したお金をキチンと返済できるのか(もしくは、どれだけ投資家に還元できるのか)に説得力を持たせることが大事です。

税金などの支出を計画的に対応出来る

日本は税金の種類が多く、税金の支払いは顧問税理士がいないと、突然税金の納付書が来てから気づくということも少なくありません。税金の知識をもって、いつお金の支払いが出るかがしっかりわかっておけばしっかり対応出来ます。

秒速で1億円稼ぐことで有名なフリーエージェントスタイル社長の「与沢翼」さんも、かつて自社を倒産させてしまい、その原因として税金の納税について理解できていなかったことだった、と言っています。(こちらの記事)

具体的な目標が決められる

たとえば、あなたが商店街のあんぱん屋さんだったとします。
どちらのほうが目標として達成する気になるでしょうか?

 

ジ●ムニキ
今月もやれるところまで頑張るぞ!!とにかく売る!!売るんじゃああああ!!!
バイ●ンニキ
このあんぱんは1個200円で、普通だったら平均40個だけどがんばったら50個売れる。
今月は20日稼働日があるから、1日50個で200円のあんぱんを20日販売し、20万円を目標にしよう。
原価は約50%だから、10万円手残りに残すことを目標にしよう。

 

どちらが目標として適切かは言うまでもないですね。皆さんはバイ●ンニキを見習ってください。

適切な目標を定めることの効果として、自分だけでなく雇っている販売員の意欲も向上させることが出来ます。

他の経営者にドヤれる

例えば他社の決算書などを見て、この会社は売上高営業利益率は高いけど、経常利益率が低いね。借入金の利息が膨らんでいるのかな?などと数値を使ったマウントが取れるようになります。笑

というのは冗談ですが、数値の分かる経営者と認識されるのは少なくともマイナスなイメージはないですよね。むしろ個人的にはかなりプラスなイメージです。

どこを改善したらいいか、明確になる

特に経費の使い過ぎについて有効です。何にいくらお金がかかっているかがきちんと見えていれば、イレギュラーなお金の出費に気づけます。

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通常であれば毎月の出費は固定費もあわせて50万円におさまるはずなのに、
今月は60万円使っている。この10万円はどこから出てきたのだろうか?

こういった疑問を持てるかどうか、この意識が利益を増やしていくには非常に大事です。利益を上げるには、売上を増やすか経費を減らすしかないので、経費を減らすことも利益を増やすことにつながりますね。

上記で説明してきたように、ファイナンス力をつけることでさまざまなメリットがあります。

会社にとってお金は「血液」です。
血液がないと、人が死んでしまうように、会社も資金がなければ破産してしまいます。

 

結論:お金を増やしたいならファイナンス力は必須

 

いかがだったでしょうか。ファイナンス力を高めることでお金が増えていくということが理解してもらえたら嬉しいです。

もちろんお金が増えてきたら、ある程度信頼できる人に任せたり、税理士に任せればいいと思います。ただし誰かに任せるにしても、その仕事が適正なのか判断するため、最低限の知識は必要だと思うので、起業したらある程度勉強しておくべきだと私は思います。

個人的には以下で紹介する「まんがでわかるシリーズ」が最初はとっつきやすくて分かりやすいのでオススメですので、まずは読んでみると良いと思います。

マンガでやさしくわかる決算書
まんがで身につくファイナンス

本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

まんがで分かるシリーズおすすめ